扁桃腺手術は、どういった流れでおこなわれるのでしょうか?

扁桃腺の種類

扁桃腺における手術は、ほとんどが口蓋扁桃若しくはアデノイド摘出術。肥大してしまった扁桃腺をレーザーメスで焼き切ってしまいます。ただ、普通のメスよりもレーザーメスの方が手術による身体への負担を軽減するのですが、術後に麻酔が切れた後に感じる痛みは強くなることが多く、一概にメリットばかりとはいえないようです。

 

ちなみに、扁桃腺と言えば喉ちんこのすぐ後ろにある口蓋扁桃を指示しているものとなりますが、実は他にも扁桃と呼ばれる器官はあります。鼻腔と気道の接点付近にあるアデノイド、鼻腔と耳管の接点付近にある耳管扁桃、そして舌の付け根にある舌扁桃です。アデノイド・耳管扁桃・舌扁桃も、扁桃腺炎を発症する可能性を秘めているのですから油断できませんが、やはり感染リスクが高く治療も多くなるのは口蓋扁桃。そういったことから、一般的に扁桃腺と言えばが口蓋扁桃が思い浮かばれる事となっているのです。

 

ちなみに、口蓋扁桃の次に治療が必要となりやすいのがアデノイド。なぜなら、口蓋扁桃のすぐ近くにあるから。口蓋扁桃に発生した炎症が大きく広がっていくにしたがって、アデノイドにも広がっていくのです。近い位置関係からも、一回の手術で同時に処置が施せる同一手術野に含まれます。


手術当日までの流れ

喉に頻繁に違和感や痛みを感じるようであれば、まずは耳鼻咽喉科を受診します。そこで診察を受けてその症状が慢性扁桃炎だとわかった場合…状態によって手術をおこなうかどうかが決められます。もしも手術を受ける事になったら…その際の流れとしては、以下のようになります。

 

○インフォームドコンセント
診察や検査の結果から、扁桃腺手術を施した方がいいと医師が判断したら、インフォームドコンセントをおこないます。インフォームドコンセントとは、治療プランや手術の内容、リスク、予後、費用などについて、医師が患者さんに詳しく伝えるもの。このインフォームドコンセントにおいて、治療プランに同意できない場合は、別の治療法が検討されます。同意した場合は同意書にサインし、プランに沿った検査や手術などの治療がおこなわれます。もしも、慢性扁桃炎に対しての手術ではなく、舌がんや咽頭がん手術に合わせたリンパ節郭清を行なう手術であれば、言語障害などの術後障害の可能性についてはもちろん、治療法や障害者申請の概要まで説明されるものとなります。インフォームドコンセントが適切におこなわれると、具体的な手術の日程や入院予約などを取り、手術をするうえで必要な検査をおこないます。

 

○手術日までの過ごし方
レントゲン撮影をしたり、体のどこにも異常がないか検査します。血液検査をおこなうこともありますが、基本的にはいつもとかわらない生活。ですが、前日の夜からは一切の食べ物を口にすることができず、水も基本的にはNGとなります。もしも手術までに発熱し、点滴などによる抗生剤投与を受けたりした場合は、数日前から入院して手術に備えることもあります。

 

○手術当日
朝から食事も水分摂取もNG。麻酔を受けて意識がなくなったら手術開始です。


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